長江の底からこんにちは•••明代の磨崖仏
(2022.8.17『香港01』より)
中国中央気象台による8月16日の内陸部の日中最高気温分布図です。
色の濃さで35℃から40℃の違いを表しているのですが見てるだけで息苦しい赤のグラデーションです。
60年間の観測史上、最高気温を更新した四川省や重慶の辺りでは河の流れが途絶えてしまった箇所が幾つかあるそうで、普段は水面下にある佛爺梁島礁という場所では、水の干上がりに伴い600年前の遺物が姿を現しニュースになっています。
明代の磨崖仏です。
600年前……、
悠久のロマン……。
ん……?
思うに、そもそもこれは開発のために比較的最近、水没したものなんじゃ?
……歴史的発見というわけではないようですね。
私が勝手にすわ、大発見!と興奮してしまっただけ?
どっちかというと歴史的関心より、熱波がどれだけ凄いかという話になるのか…な。
河も干上がる暑さの中、意識も朦朧とする人々の前に再び姿を現した仏さま……。
一瞬、違う世界を垣間見たような気がしないこともないですが、
久々に水から上がった仏さまも
「あっつ!!💢、ここどこ!!?」
と驚いておられるかも。
水量が戻ったらまた水の中に戻っていかれるのでしょうかね。
600年前の仏さま……、
ここから600年後…、
人はこの世にいますかね。
南無…。